さっぽろ雪まつりの会場は3カ所
さっぽろ雪まつりの会場は『大通会場』『すすきの会場』『つどーむ会場』の3カ所があります。
つどーむ会場のみ開催期間が異なります。
大通会場(大通公園・メイン会場)
■会場エリア:北海道札幌市中央区大通西1丁目〜西12丁目
■開催期間:2020年2月4日(火)~2月11日(火・祝)
■観覧時間:24時間いつでも観覧可。ライトアップは毎日22時まで
■会場概要:さっぽろ雪まつりのメイン会場となる大通公園は全長1.5kmにわたって大小様々の雪像、スケートリンク、フリースタイルジャンプ競技場、食の広場など多くの展示やイベント会場があります。
今年の注目は、大通2丁目カムイ雪広場の「ARゴールデンカムイ」。昼間はゴールデンカムイの雪像AR体験、日没後はARとプロジェクションマッピングが融合した演出が楽しめます。
すすきの会場 アイスワールド2020(氷像)
■会場エリア:北海道札幌市中央区南4条西4丁目〜南7条西4丁目(駅前通り線)
■開催期間:2020年2月4日(火)~2月11日(火・祝)
■観覧時間:24時間いつでも観覧可。ライトアップは毎日23時まで(最終日2月11日は22時消灯)
■歩行者天国:
2月4日(火)~ 7日(金)と10日(月)15:00~23:00
2月8日(土)・ 9日(日)10:00~23:00
2月11日(火・祝)10:00~22:00
歩行者天国の実施時間中は、氷像を間近で観ることができます。
■エリア概要:東京以北で最大の歓楽街「すすきの」のメインストリートを歩行者天国として封鎖し、美しい氷の彫刻が展示されます。特に夜間は、眠らない街すすきののネオンとライトアップの照明に照らされた氷像がひときわ美しく輝き、人気に撮影スポットとなります。
つどーむ会場
■会場エリア:北海道札幌市東区栄町885番地1 札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム(愛称:つどーむ)
■開催期間:2020年1月31日(金)~2月11日(火・祝)
■利用時間:9:00~17:00
■エリア概要:大きな雪の滑り台をチューブで滑り降りるアトラクションが子供にも大人にも人気です(日清どん兵衛が提供)。また、ラフティングボートをスノーモービルで牽引するアトラクションや会場内には大規模なフードコートやキッズコーナーが数多くあり、親子で一日中遊ぶことができます。
※つどーむ会場周辺は住宅地のため、居住者以外の車両進入が規制されています。また、利用可能な駐車場はありません。
雪まつり期間の札幌の天候・服装
今シーズンの日本列島は例年にない大暖冬となっていますが、北国北海道も記録的な少雪・暖冬となっています。
とはいうものの、北海道民は「来るものはそのうち来る」「どこかで帳尻が合う」と思っていて、案の定、ここ最近になって「大雪」や「真冬の寒さ」が訪れています。
ここでは、さっぽろ雪まつり期間中の札幌市のお天気や服装のおすすめをご案内します。
なお、2月3日現在の予報では、今週いっぱい「今季最強の寒波が到来」する模様です…。
札幌市
今年の札幌市は、在住者からすると驚きの少雪です。そして、例年であれば連日真冬日(一日の最高気温が氷点下)であるはずの1〜2月に、プラス2〜3℃という日が幾日もあり「どうなってんだ?」と思うほどでした。
が、しかし、「来るもの」は来てしまいました。
1月末から2月初旬にかけて、何日かまとまった降雪となり、夜間は最低気温が氷点下10℃近くまで下がる日が数日ありました。それでも日中にプラス気温となる日もあったことで幹線道の積雪はほとんどない状態です。
ただ、脇道や住宅地は車道も積雪がありますし、道路脇には雪かきの雪山があちこちに積み上げられています。でも、その雪山もいつもの年と比べると驚くほど小さな雪山です。
さっぽろ雪まつり期間のお天気
2月3日の午後4時現在、札幌市内は、しんしんと雪が降っています。同現在の気温は氷点下4℃です。
氷点下の降雪なので、雪に湿り気はなく、軽いふわふわとした雪です。北海道民的に言うと「積もる雪」です。
湿度は92%、風速は1m以下で雪はほとんど真下に降っています。風速はおよそ3mを超えると雪もあおられて風の方向に吹かれながら降ります。風速5m前後で横方向に近くなり、吹雪模様となっています。
2月3日16時現在発表されている、さっぽろ雪まつり期間のお天気と気温は以下のとおりです。
日付 | 2月5日 (水) |
2月6日 (木) |
2月7日 (金) |
2月8日 (土) |
2月9日 (日) |
2月10日 (月) |
天気 | 曇時々雪 |
曇時々雪 |
曇り |
曇一時雪 |
曇一時雪 |
曇り |
気温(℃) | -5 -10 |
-4 -10 |
-3 -9 |
-3 -10 |
-5 -12 |
-2 -11 |
降水 確率(%) |
50 | 80 | 30 | 50 | 50 | 30 |
さっぽろ雪まつりは2月4日から11日までですが、期間中、すべての日が「真冬日」の予想です。
気温が低くても晴れて日差しがあれば暖かく感じますが、日差しがない日や日没後は急激に寒くなります。
最低気温も氷点下10℃以下という日がありますので、夕方以降は相当に冷え込むと考えてください。
札幌市は、海(日本海)から直線距離で15kmほどと比較的近く、一年を通じて強い海風が吹くことがしばしばあります。気温が低い日に、この海からの風が加わると一気に体感温度が下がります。
さっぽろ雪まつりでの理想の服装と準備
寒さ対策の最強は、スキーウェアや冬山登山様の防寒着です。
実際、北海道民の親子連れなどでは、スキーウェア上下を着て冬のイベントに参加する場合が多いです。雪や氷の滑り台も気軽に滑れますし、何より、暖かさは最高です。
しかし、旅行で来て、スキーやスノーボートなどのウインタースポーツの予定がないのにかさばる防寒着を持ち込むのは大変です。
そこで、重視したいのが「風対策」と「空気の層を作ること」です。
厚手のコートやダウンでも風を通しやすい素材のものは、体の周辺の空気の層ごと冷やされて、体温の暖かさを維持できませんし、カイロの熱も逃してしまいます。
ヒートテック+薄手のトレーナーやフリース(モコモコパジャマでも可)+セーター+風を通さないコート類
私の場合、上記の組み合わせで、最後のコート類をウインドブレーカーで済ますこともあります。その名の通り風を通さない薄いウインドブレーカーだけでも、下の空気の層で温かいです。ウインドブレーカーは裏地がアルミなどの耐熱素材でできているものが望ましいです。
もちろん、これらの上にダウンでも着ていればとても暖かいです。
風を通しやすいウールやカシミアのコートで来てしまい(観光だし、おしゃれ大事)、寒さに耐え難いと思ったときは、コートの中に使い捨てのレインコートやウインドブレーカーを着用するだけでも、かなり暖かさが逃げなくなります。
冷え込むと、ボトムスにタイツとパンツくらいだと、死ねます。トイレも近くなり、辛いです。
ヒートテック系のレギンス+モコモコパジャマ(モコモコパジャマ好き)+ウインドブレーカーのズボン
ボトムスはこれだけで暖かいです。
下半身も、空気の層ができることを意識して、重ね着すると良いです。上も下も、ピタッとした服装は空気の層がなく、外気の寒さがダイレクトに肌に伝わってきて寒いのです。空気の層がないことで断熱効果が薄れます。
冗談抜きで、ファストファッションで売っているようなモコモコパジャマが使えます。ヒートテック上下にモコモコパジャマ上下+ウインドブレーカー上下でかなりいけます。別に、モコモコパジャマじゃなくてもいいんですけどね(笑)。
とにかく、空気をたくさん身にまとっている感じにすると暖かさが保たれます。
使い捨てカイロは、背中+腰+お腹+靴の中用。これでOK。
そしてここまで準備しても、首と指先が冷えてしまうと悲しい結果になるので、襟元と手袋はファッション無視でも暖かいものを。手袋も当然、内側にモコモコがあって、外側は風を通しにくい素材でできているものが暖かいです。
靴もやはり、同じ法則です。足にピッタリの革系の靴は恐ろしく冷たくなります。靴底が適度に厚く、指先や足の甲に空間(またはモコモコ)があると足先まで暖かいです。安いものでも、靴用カイロが入れられる少し大きめのサイズ感のものを買うと良いと思います。防寒用の靴は北国ならではというものが多くありますので、私の友人などには現地調達することを勧めています。
千歳は寒い
北海道の空の玄関口として知られる新千歳空港がある千歳市。
札幌市から約45kmと近い距離にありますが、札幌と千歳では天気も気温もぜんぜん違うということがあります。
札幌は晴れているのに、千歳は吹雪いて飛行機が欠航などどいうことも珍しいことではありません。
ちなみに、さっぽろ雪まつり期間の千歳のお天気と気温は、
日付 | 2月5日 (水) |
2月6日 (木) |
2月7日 (金) |
2月8日 (土) |
2月9日 (日) |
2月10日 (月) |
天気 | 曇り |
曇一時雪 |
曇り |
曇り |
曇時々晴 |
曇時々晴 |
気温(℃) | -6 -17 |
-5 -16 |
-3 -14 |
-3 -16 |
-5 -18 |
-2 -18 |
降水 確率(%) |
30 | 60 | 20 | 30 | 30 | 20 |
氷点下16℃〜18℃という最低気温の日があります。氷点下15℃を下回ってくると北海道民でも「寒い」感が強くなってきます。
ちなみに、2月3日の今日は、断続的な強い降雪により午後4時現在で新千歳空港発着の37便が欠航となっています。
さっぽろ雪まつり期間中の交通規制
さっぽろ雪まつりの開催期間中は、非常に多くの人々が札幌市を訪れるため、メイン会場である大通公園とすすきの周辺では大規模な交通規制が実施されます。
マイカーやレンタカーで市内のホテルに宿泊する場合は、規制に伴う混雑や渋滞を回避するため、あらかじめ通行可能なルートを確認しておくことをおすすめします。
また、会場周辺は北国の歩行に慣れていない観光客の方や日本の交通法規に拠らずに移動する外国人観光客の方も多く、運転には注意が必要です。
最近は、外国人観光客のレンタカー利用も非常に多く、もちろん日本人であっても雪道に不慣れな方が運転しているケースもあるので、歩行者として歩く際にも車の動きには注意されるよう心がけてください。
大通会場周辺の交通規制
大通公園は、公園を挟んで、JR札幌駅側を北大通、地下鉄すすきの駅側を南大通と呼びます。
北大通は東方向(テレビ塔方向・西の丁目が減る)に、南大通は西方向(大倉山ジャンプ競技場方向・西の丁目が増える)に、それぞれ一方通行路です。
■交通規制実施期間:2020年2月4日(火)〜2月11日(火・祝)
■交通規制実施時間:午前10時〜午後10時の12時間(状況により変更される場合あり)
■主な交通規制:
・駅前通りは、1月30日(木)午後11時頃〜2月12日(水)の午前7時頃まで、駐停車禁止です。
・北大通、南大通共に、西1丁目〜西10丁目まで大通公園側は駐停車禁止です。大通西1丁目のNHK前も駐停車禁止です。
・大通西5丁目・6丁目間、大通西7丁目・西8丁目間、大通西9丁目・西10丁目間の3箇所は「歩行者天国」となるため、南北方向は通行止めです。
・2月8日(土)〜2月9日(日)及び2月11日(祝・火)は大通西3丁目〜西10丁目まで歩行者天国となるため、南北方向は通行止めです。
→ 大通公園を通過して、北方向(札幌駅側)・南方向(地下鉄すすきの駅側)に行くためには、創成川通線、大通西1丁目・大通西2丁目間(南方向一方通行)、大通西2丁目・大通西3丁目間(北方向一方通行)、大通西10丁目・大通西11丁目間(石山通)を利用するか、規制区域外まで迂回する必要があります。
■混雑の状況:例年、大通会場周辺は大変な混雑となります。会場周辺には観光バスの臨時乗降場や観光バス待機場(観光バス専用臨時駐車場)、タクシー乗り場などもあり、これらの場所に移動する観光客の方が常時います。宿泊先のホテルに向かう場合や仕事など、どうしても車を使って行かなければならないという状況以外では車の使用は避けましょう。会場周辺は子供の飛び出しや、混雑のために大きく広がって歩く方もおり、また、歩行者専用と勘違いして車道に出てくる人もいますので、接触事故等の危険性が非常に高いです。
すすきの周辺の交通規制
すすきの会場は、雪まつり期間の通行禁止と氷像の製作・撤去に伴う通行禁止の2種類の交通規制が行われます。
■さっぽろ雪まつり開催に伴う交通規制
・2020年2月4日(火)〜2月7日(金)及び2月10日(月)15時頃〜午後11時頃
・2020年2月8日(土)〜2月9日(日)午前10時頃〜午後11時頃
・2020年2月11日(火・祝)午前10時頃〜午後10時頃
■氷像の製作・撤去に伴う交通規制
・1月30日(木)〜1月31日(金)それぞれ午後11時〜午前7時頃
・2月4日(火)午後1時頃〜午後3時頃
・2月11日(火・祝)午後10頃〜翌午前7時頃
■主な交通規制:
・すすきの会場は、南4条西4丁目〜南7条西4丁目(駅前通り線)の車道が歩行者天国化されます(時間規制)。
・すすきの交番が面している国道36号線・南4条通すすきの交差点から、南7条通りまでの西3丁目・西4丁目間が対象となります。
・南4条西3丁目・西4丁目間、南5条西3丁目・西4丁目間、南6条西3丁目・西4丁目間は、歩行者天国となるため南北方向は通行止めです。
・南4条通・南5条通の間の仲通、南5条通・南6条通の間の仲通、南6条通・南7条通の間の仲通りは、それぞれ、3丁目〜4丁目が車両通行禁止です。
・南4条通、南5条通(東方向一方通行)、南6条通(西方向一方通行)、南7条通は、通行規制はありません。
■混雑の状況:大通会場での雪像観覧を終えた方が夕食を兼ねてすすきの方面に移動してきたり、氷像の夜のライトアップを見るために夕方以降から人の流れが増え始めます(もちろん日中も人は多いです)。すすきのという場所柄、雪まつりの観覧目的以外の市民、旅行者、観光客も多く、夕食時間帯以降は混雑します。また、酔客も多くなるため交通ルールが遵守されているとは言い難い状況になることもありますので、夕方以降は周辺を車で通行することは避けることをおすすめします。
大通会場・すすきの会場の交通規制図
つどーむ会場の交通規制
つどーむ会場は、会場周辺が一般の居住エリア(住宅地)であることから、違法駐車や迷惑駐車を防止する目的で、居住者以外の車両進入を規制するための「車両進入警戒エリア」が設けられます。
■交通規制実施日時と場所:
・2020年1月31日(金)〜2月7日(土)及び2月10日(月)午前8時頃〜午後5時頃
東15丁目屯田通・地下鉄栄町駅付近から篠路通・つどーむまでの周辺住宅エリア
居住者車両以外の進入規制
・2020年2月8日(土)〜2月9日(日)及び2月11日(月・祝)午前8時頃〜午後5時頃
東15丁目屯田通・地下鉄栄町駅付近から篠路通・つどーむ、丘珠空港周辺から琴似・栄町通周辺の住宅エリア
居住者以外の進入規制・指定方向外通行禁止・車両進入禁止(歩行者専用道)の規制
■つどーむ会場周辺での注意事項
・つどーむ会場に、一般利用可能な駐車場はありません。
・周辺には大型スーパーなどの商業施設がありますが、これらの駐車場の利用は禁止事項となっています。警備員等の巡回、警察による違法駐車の取締りも行われています。
・つどーむ会場には、大通会場発着・地下鉄栄町駅発着のシャトルバスがありますので、自分の所在地などに併せて、これらの公共交通機関を利用するのがもっとも安く効率的に移動できます。なお、つどーむ会場にはタクシーの乗降場もあります。
つどーむ会場の交通規制図