日本で2番目に大きい島
日本列島は、本州、四国、九州、北海道、沖縄の5つの主島と6,847の島からなっています。その中で、北海道は、日本列島の最北(北緯41度21分~45度33分)に位置し、シカゴ、モントリオール、ローマ、バルセロナなど世界の主要都市とほぼ同緯度にあり、北海道本島と508の島で構成されています。
面積は83,424km2(平成28年10月1日現在)で国土の約22.1%を占めています。
都道府県の中では最も広く、東京都の38.1倍、オーストリア1国の面積に匹敵します。
山地は全体のほぼ半分を占めますが、全国と比較すると山地や傾斜地が少なく、なだらかな土地が多いのが特徴です。中標津町にある開陽台(標高270m)からは、視野330度の地平線を展望することができます。
広大な土地と恵まれた水源
北海道のほぼ中央部を北から南へ、天塩山地、北見山地、石狩山地、日高山脈が走っています。最高峰の旭岳(2,291m)を中心とする大雪山系は「北海道の屋根」と呼ばれています。
道内各地には、石狩平野をはじめ、十勝平野、天塩平野、名寄盆地、上川盆地、富良野盆地などの平地が広がっています。また、釧路湿原やサロベツ原野など、日本を代表する湿原もあります。
河川の数は、14,800あまりで、道が実施している常時監視結果においては概ね良好な水質を維持しています。環境省がまとめる全国の水質測定結果(BOD)ランキングにおいても、これまで多数の水域が上位に選出されています。
千島火山帯と那須火山帯に属しているため、多くの美しいカルデラ湖があり、観光名所となっています。日本一大きいカルデラ湖「屈斜路湖」、透明度の高い「摩周湖」、マリモが生育している「阿寒湖」などが有名です。
周囲は、太平洋、日本海、オホーツク海の3つの海に囲まれています。対馬海流とリマン海流、日本海流と千島海流がそれぞれ交差しているため、世界有数の漁場となっています。
5カ所のジオパーク
ジオパークは、学術的に高い価値をもつ地質や地形を将来に残していくため保全しつつ、自然環境や文化と大地とのつながりを理解したり、自然災害について学んでいくなど、観光や教育に活用することで、地域の経済や文化の持続可能な発展をめざして活動が行われている地域です。
北海道には、日本ジオパーク委員会が認定する日本ジオパークとして「洞爺湖有珠山」、「アポイ岳」、「白滝」、「三笠」、「とかち鹿追」の5地域があり、そのうち「洞爺湖有珠山」、「アポイ岳」は、ユネスコから世界ジオパークに認定されています。
豊かな「食」やアクティビティを満喫しながら、地球深部の岩石や火山・寒冷な自然環境がもたらした美しい景観や独特の生態系を楽しみ、アンモナイト化石や黒曜石から太古の北海道に思いをはせ、炭鉱や火山災害の遺構から歴史や防災について学び考えていく。ジオパークは北海道のさまざまな魅力を結びつけた新たな観光資源としても注目を集めています。
北方領土
歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島をいいます。四島をあわせた総面積は約5,003km2で千葉(5,157km2)とほぼ同じ面積です。
また、根室半島の納沙布岬と歯舞群島の貝殻島とはわずか3.7kmしか離れていません。周辺海域は、暖流と寒流が交差することから、水産資源の宝庫となっています。
我が国固有の領土である北方領土は、1945年8月14日に我が国がポツダム宣言を受諾し降伏の意図を明確に表明した後、当時、まだ有効であった日ソ中立条約を無視して対日参戦したソ連により不法に占拠され、今日に至っています。
政府は、ロシアに対して北方領土の返還を求めており、また、一日も早い返還に向けて、全国各地に「北方領土返還要求運動」が広がり、返還要求の署名数は89,207,540名(2017年9月末現在)にのぼっています。
また、1855年「日魯通交条約」が調印された日にちなみ、2月7日を「北方領土の日」とし、国民世論を高めるため、全国各地で催しが行われています。
位置
位置 | 地名 | 経緯度 |
東端 | 択捉島ラッキベツ岬 | 東経148°53’ |
西端 | 松前町大島西端 | 東経139°20’ |
南端 | 松前町小島南端 | 北緯41°21’ |
北端 | 択捉島カモイワッカ岬 | 北緯45°33’ |
資料:国土交通省国土地理院「都道府県及び市区町村の東西南北端点の経度緯度」
地目別面積構成比(2016年)
主な山岳・河川・湖沼
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全国との比較
項目 | 北海道 | 全国比 ・順位 |
全国 | 年次 |
面積(km2) | 83,424 | 1 | 377,972 | 28 |
構成島数 | 509 | – | 6,852 | 27 |
周囲(km) | 4,377 | – | 33,889 | 26 |
本島周囲(km) | 2,676 | – | 19,240 | 26 |
可住地面積割合(対総面積)(%) | 28.5 | 30 | 32.9 | 27 |
※面積、構成島数、周囲は、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島、竹島を含む。 資料: 総務省統計局「日本統計年鑑」(平成28年、平成29年) 面積は国土交通省国土地理院「平成28年全国都道府県市区町村別面積調」 可住地面積割合(対総地面積)は総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた」(北方地域及び竹島を除く) |
この情報は北海道のオープンデータを利用しています。
CC-BY4.0 Hokkaido
北海道オープンデータ CC-BY4.0
Hokkaido Government Opendata CC-BY4.0
この情報は気象庁のデータを利用しています。