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北海道 7つの国立公園と知床自然遺産

北海道 7つの国立公園と知床自然遺産

2024年夏、北海道に7か所目の国立公園が誕生します。

日高山脈襟裳十勝国立公園 正式に指定

2024年6月25日、日高山脈地域が「日高山脈襟裳十勝国立公園」として、国から正式な指定を受けました。2017年の鹿児島県の奄美群島国立公園以来、全国35番目の国立公園誕生となります。国立公園としては大雪山国立公園(約22万6700ヘクタール)を上回る陸域面積約24万5600ヘクタールで、全国最大。

日高山脈襟裳十勝国立公園は、日高山脈襟裳国定公園を格上げし、名称に「十勝」が追加され指定されました。総面積は国定公園時代と比べ2倍以上に拡大し、このうち海域は約6500ヘクタールあります。

日高山脈一体はおよそ1500mから2000m級の山々が連なり、同山脈から襟裳岬にかけては、手つかずの原生林や氷河に浸食された「カール」と呼ばれる大規模な山岳地形、波で削られた「海食崖」が広がっています。

 

知床世界自然遺産

2005年7月、知床が、海と陸の生態系と生物の多様性がたぐいまれな価値を有するとして評価され、日本で3箇所目となる世界自然遺産に登録されました。

面積は約710km2で知床国立公園を含んでいます。

知床は、北半球で流氷が接岸する南限であり、海から陸に繋がる生態系の微妙なバランスの下で多様な動植物が混在し、オオワシやオジロワシ等の国際的希少種の重要な生息地にもなっています。

また、豊かな海の恵みは、遡上する魚によって森に運ばれ、そこに生息するヒグマなどの動物をはぐくんでいます。

 

7つの国立公園

環境省が実施した第4回自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)では、全国の自然林の59.5%が北海道に分布し、北海道の全面積の47.1%がこれに該当しているという結果が出ています。

日本の中でも、特に自然に恵まれている北海道には、7つの国立公園、5つの国定公園、12の道立自然公園があります。

その総面積は約8,700km2(2024年6月25日の日高山脈襟裳十勝国立公園指定により、252,178haが追加)で、北海道全体の10.4%を占めています。

雄大な山岳やそこに広がる原生林や高山植物、広大な湿原や湖沼などが、北国らしい景観を形づくっています。

 

明瞭な四季の変化

北海道は、温帯気候の北限であると同時に、亜寒帯気候の南限に位置しています。年平均気温は6~10℃程度、年平均降水量は700~1,700mm程度です。

冷涼低湿で、梅雨はなく、台風の影響もほとんどありません。気温、降水量から見ると、北米のシカゴやボストン、モントリオールなどと類似しています。

四季の変化がはっきりしていますが、地形や位置、海流、季節風などにより地域によってかなりの気候の違いがあり、太平洋側西部、日本海側、オホーツク海側、太平洋側東部の4つに区分されます。

 

季節によって多彩な表情を見せる広大な大地

北海道は、日本最北に位置し、独自の自然と文化を持った地域です。
花が一斉に咲き乱れる春。梅雨が無く、ラベンダーやライラックの花が咲くさわやかな夏。川にサケが遡上し、山々が赤や黄に染まる紅葉の秋。そして、各地の平均気温が氷点下になり、スキー、スケート、スノーボードなどのウインタースポーツが楽しめる冬と、四季の移り変わりが明確で多彩な表情を見せてくれます。

また、北海道では、四季の変化に合わせて、さまざまなアウトドア活動を楽しむことができますが、誰もが安全で快適にアウトドア活動を楽しめるように、質の高いサービスを提供するガイドの育成に努めています。

こうした独自の自然や文化が北海道の大きな魅力となり、北海道型ライフスタイルが創出されています。

 

流氷

オホーツク海に注ぐアムール川から流れ出た淡水と海水が混ざり合い、水温が氷点下まで下がったとき、氷の塊となります。

これが、北海道のオホーツク海沿岸までの約1,000kmをゆっくり南下しながら成長し流氷になります。

紋別や網走などでは、例年1月の中ごろ、流氷に閉ざされ、3月中旬に海あけとなります。北海道は、北半球で流氷を見ることのできる、もっとも南の地域です。

流氷を砕いて突き進む観光船が紋別市や網走市で運航されています。

また、紋別市には、真夏でもマイナス20℃の空間で流氷にふれることができる教育・研究施設「オホーツク流氷科学センター(GIZA)」や海中から流氷を観察できる氷海展望塔「オホーツクタワー」などがあります。

 

北海道の自然遺産・自然公園の位置図

北海道 7つの国立公園と知床自然遺産

 

日本全国との気象比較

項目 札幌 全国順位 年次
年平均気温 10.0℃ 47 27
最高気温(日最高気温の月平均の最高値) 26.4℃ 47 27
最低気温(日最低気温の月平均の最低値) -4.6℃ 1 27
年平均相対湿度 67% 36 27
日照時間(年間) 1,813時間 34 27
降水量(年間) 1,275mm 39 27
快晴日数(年間) 14日 35 27
降水日数(年間) 144日 7 27
雪日数(年間) 108日 1 27

 

 

緯度・年平均気温・年間降水量(平年値)

都市 緯度 年平均気温 年間降水量
札幌 北緯43°04′ 8.9℃ 1,107mm
東京 北緯35°42′ 15.4℃ 1,529mm
ベルリン 北緯52°28′ 10.0℃ 578mm
北京 北緯39°56′ 12.9℃ 534mm
ニューヨーク 北緯40°46′ 13.2℃ 1,145mm
モスクワ 北緯55°50′ 5.8℃ 707mm

 

この情報は北海道のオープンデータを利用しています。
CC-BY4.0 Hokkaido
北海道オープンデータ CC-BY4.0
Hokkaido Government Opendata CC-BY4.0

この情報は気象庁のデータを利用しています。

北海道 7つの国立公園と知床自然遺産

資料:気象庁ホームページ(1981~2010年の平年値)

  • この記事を書いた人

aki kitsune

北海道札幌市在住です。ごはんと旅行が趣味です。

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