国道275号
国道275号線は札幌市中央区北1条東14丁目1番2の国道12号交差点を起点とし、枝幸郡浜頓別町大通3丁目8番の国道238号交差点を終点とする、総延長314.1km(現道281.0km)、制定年1970年(昭和45年)の一般国道。国道40号・239号・451号で重複区間がある。
札幌市から、当別町・新十津川町・幌加内町・美深町・音威子府村・中頓別町などを経由し、北海道内で2番目に長い国道です。
国道12号線の沿線住民の方は、国道12号を「表」、国道275号を「裏」と慣例的に通称名で呼ばれることもあります。
札幌~旭川間 下道なら国道12号と国道275号どっちを通る?
札幌から旭川、さらに北方面には高速道路として道央自動車道があります。安全に時間短縮を考えるのであれば当然高速ですが、経由する街町の様子や景色を眺めながらとなれば、やはり下道。
札幌〜旭川間の一般道では、途中の自治体に寄るような用事があれば国道12号、目的地が旭川よりも北や東側の場合、あるいは旭川からまっすぐ札幌方面に向かうときには国道275号を選択される人が多いと感じます。
国道12号は複線化されている部分も多いですが市部の通過が複数あり混雑に遭遇することや信号での停止も度々あります。
逆に国道275号は複線化区間が少ない反面、信号の多い市部の通過があまりないため停止する回数があまりなく、走り続けられるというメリットから長距離トラックなどが数多く走っています。ゆっくりと走られている方がいらっしゃると詰まり気味になることもありますが、それでも比較的一定した走行速度を維持できるので、ストップ・アンド・ゴーの少ない275の方が走りやすいと感じることが理由のひとつと言えそうです。
国道275号沿いの気になる建物
筆者が北海道に在住していた頃から、その建物はずっとそこにありました。
思い起こせば、もう40年以上前から記憶に存在しています。
夜の275号線を走る車中、浦臼の町に入って間もなく暖かい灯りを放つ洋風の建物が目に映ります。子供の頃から、「あれは何の建物だろう。」と車窓から目で追っていました。
長じてからも視界に入っては通り過ぎ、地元を離れてから北海道を訪れこの国道を通るたびに気にしながら、立ち寄ることはありませんでした。
いったいどれほど、前を通ったことでしょう。やがて、あの建物が喫茶店であることを知りました。
札幌から60キロ少々 旭川から70キロ
どういう訳だかいつも通過してしまっていたその建物は、札幌〜旭川間のほぼ中間点で休憩するにはもってこいの場所。
実はここから、わずか2.8キロの距離にたくさんの人が休息地として利用している「道の駅 つるぬま」があるのです。
札幌〜旭川間を国道275で走ると、チェックポイント的に「つるぬま」が目印になっています。近年はスタンプラリーなども盛んで、必然的に道の駅に寄る機会も増えています。
そしてこの近さが、なかなか訪ねづらい状況を作り出していたのかもしれません。
ようやく訪ねさせていただきました
「舘」は「やかた」と読みます。
昭和10年頃に建設された旧浦臼郵便局の局舎を再利用し、昭和56年に開店したそうです。
実に40年余りの歳月を経て、ようやく訪問させていただきました。
店舗外観
天井も壁も床も、そして、テーブルや椅子も、懐かしい雰囲気を漂わせます
食事のメニューはとても多く、洋食からラーメン、うどんなどとても多彩で街の食堂といった感じです
多くの方がオリジナルスパイスのカレーをおすすめされています。さらに、塩ラーメン推しの方も
この日は、オムライスとナポリタンを注文しました。どちらも、ザ・喫茶店のおいしい洋食!懐かしさの中に複雑な味わいがあり、工夫をこらしていらっしゃることが伺えます
午後10時まで開いているので、お夕飯もいけますよ!
食後のコーヒー。やや深めの焙煎で、香りが高く、しっかりとした味を楽しめます。ヘビーロースト好きな筆者の大好物
コーヒーと食事 舘
所在地:北海道樺戸郡浦臼町 字ウラウスナイ183番地58
電 話:0125-67-3844
時 間:10:00〜22:00
定休日:日曜日(祝日営業)
駐車場:店舗隣 10台
席 数:36
交 通:JR学園都市線 浦臼駅下車 徒歩3分
おまけ
訪問した日は北海道らしい快晴で、お昼少し前。
窓から差し込む陽光の心地良さとお店の雰囲気に、ついつい長居してしまいました。
店舗入口に飾られる謎のオブジェ…。初めて入った瞬間は若干ビビりました(笑)
一応、このシリーズの合言葉を言わなくてはなりませんね…
それではみなさん、また次のお店で〜(何だか恥ずかしい。アディアオスとかチャオじゃないだけまだまし……?)